RADIAL SQUARE

「Radial Square」は、広島県の中山間地域・府中市で、50年(2026時点)にわたり木に対する豊富な知識を蓄え、木を無駄にしない突板技術を磨き上げてきたHIROMEIが、技術的に難易度の高い年輪突板をさらに0.25mmという繊細さを究めた薄さでスライスする技術を活かして、年輪模様の美しさと木の温もりを感じられ、寛ぎの時間を提供するために生み出したウォール・オブジェです。

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年輪の突板で構成されたデザインは、​波紋のような表情を見せてくれる

日本の伝統的な計量器具として長い歴史を持ち、その起源は8世紀にまで遡ります。当時、米や酒の計量に使用され、現在でも木の香りが風味を引き立てることから日本酒を飲む際に使われます。また、升の「ます」が「福が増す」や「ますます繁盛する」に通じ、結婚式など、色々なお祝いごとでの贈り物として喜ばれます。

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パーツを曲げることにより光の当たり方が変化し、木目の美しさをより引き立てる

瓦には、家屋を風雨や火災から守る物理的な役割だけでなく、魔除けや招福、健康、長寿などの願いが込められた縁起物としての意味があります。鬼瓦は魔を払う、鶴亀は長寿や夫婦円満、青海波は平穏な暮らし、松皮菱は繁栄など、様々な文様やモチーフの瓦が幸福を祈願して屋根や壁、あるいは室内装飾として用いられてきました。

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流れるようなカーブと傾きで複雑な立体感が生まれ、まるで風車を彷彿させる

風車は、日本では古くから縁起物として親しまれており、特に「商売繁盛」や「家内安全」を願う意味が込められています。風を受けて回る様子から、「順風満帆」「幸運が巡る」といった前向きな意味も持つとされています。